日本人は英語を数年間も学校で習っているのにも関わらず、簡単な英会話することができないとよく言われます。
私もTOEICで850と一般的には高得点と呼べるスコアを所持していますが、英会話はとても苦手でした。
「TOEICで高得点を取っているのに英会話ができない」という現状を打破しようと、いろいろな英会話の教材やオンライン英会話・スクールのレッスンも試したのですが、どうも効果はイマイチ。
そんなときに出会ったのがカランメソッドという勉強法でした。
今は、外国人の英語でのコミュニケーションにおいて、基本的な意思疎通に困ることはほとんどなく、言いたいこともスムーズに口から出てくるレベルには上達しています。
社会人になってから英会話を学習するのに最適な方法だと思ったので、今回は紹介したいと思います。
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私のように大学受験やTOEIC試験などを通して一通り英語は勉強してきたけど英会話は全然できない、という人には特に参考にしてもらえると思います。
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目次
オンライン英会話って本当に効果があるのか?
英会話を真剣にマスターしたいと思い、まずはオンライン英会話を3ヶ月ほど続けてみました。
3ヶ月勉強した感想はズバリ
「あまり英会話ができるようになっていない」
効果がないとは言いませんが、非常に効率が悪い、と感じました。
ただ漠然とオンライン英会話を続けていてもダメで、何かしらのコツを押さえた学習方法を選択しないと英会話の上達につながらないと体験を通して実感しました。
オンライン英会話を3ヶ月続けてわかったこと(良かった点)
外国人に慣れる
最初は外国人と話すというだけで相当プレッシャーを感じていましたが、さすがに3ヶ月も経過すると慣れます。
ただ、「英語に慣れて英語でやり取りがスムーズにできるようになる」というよりは、「英語がわからなくても、臆することなく聞き返したり、わからないと言えるようになる」という類の慣れです。
要するに、メンタルが強くなります。
メンタルの強さは英会話でとても重要だと思いますが、いわゆる英会話が上達する、スムーズに会話ができるようになる、という意味では課題が残ります。
自己紹介だけが上手になる
オンライン英会話は授業の最初に簡単な自己紹介からはじまります。
もちろん話す内容を準備して臨みますが、いざ外国人を目の前にすると最初は緊張して思い通りにはいきません。
それでもさすがに3ヶ月も繰り返していると普段繰り返し言っている言葉はそれなりにすんなり出てくるようになります。
ただし、残念ながら事前に用意していないものについては、新しく話せるなるようになるということは基本的にありません。
オンライン英会話を3ヶ月続けてわかったこと(課題)
答え合わせができないため「改善」できない
オンライン英会話の最大の課題は、改善サイクルがうまく回らないことです。
英会話では、よく「○○って言いたいけど、英語でなんて言うんだっけ?」という状況に遭遇します。
そんなとき、外国人に対して慣れない英語で質問しなくてはならないため、そもそも聞きたいことを的確に質問することができません。
さらに、先生からの回答も英語です。
そのため、完全に聞き取ることができない、もしくは正しく理解することができないという問題が発生します。
結局、本当に知りたかったことがバシッと理解できず、なんとなくわかったようなわからないような曖昧な状況のまま会話が終わってしまうということが頻繁に起こりました。
英語を発する量が意外と少ない
これは意外と盲点ですが、たどたどしく言葉を紡ぎながら英語を話しているので、30分のレッスンでもあとから振り返ってみると驚くほど英会話量が少ないという状況が発生します。
もちろん生の英語を聞くだけでも勉強にはなりますが、リスニングの勉強ならCDでもYoutubeでももっと適した教材はいくらでもあります。
英会話レッスンの肝は、スピーキングです。
英会話のレッスンを通し、しっかりと自分が英語を発声する時間をとることが出来なければ効率的な英会話力の向上は期待できません。
英会話学習のコツ
英会話学習を初めて、3ヶ月くらい試行錯誤した結果、一つの結論にたどり着きました。
英語の上達の秘訣は、ずばり正しい英文をたくさん発声すること。
自己紹介だけがスムーズに話せるようになっていたのは、単純に話す回数が多かったということに気づいたのです。
英語をある程度理解しているにも関わらず、英会話ができない。言葉がスムーズに出てこない。
その原因は、単純に正しい英文を発声する頻度が、足りていないだけだったのです。
”英語”の勉強と”英会話”の勉強の違い
受験英語と英会話の最大の違いは『リアルタイム』であるという時間軸の違いです。
受験英語は、色々と考える時間があります。
一方で英会話では、そんな余裕はなくリアルタイムに返答しなくてはなりません。
数秒悩んでいたらスムーズな会話につながらない。
頭で考えず条件反射的に英語を発声できるようになる必要があります。
もちろん、完全に頭を全く使わなくなるということではありません。
スムーズに英語が話せる状態とは?
日本語と同じように「何を言いたいか」に頭を使い、どんな文法や時制を使って「どのように言うか」の部分を条件反射で答えていく、というイメージです。
スムーズに英会話ができるようになっていくということは、条件反射で答えられる領域が増えていっている状態です。
そうなると、頭でアレコレと考えるまでもなく、ある程度の塊で英語がスラスラと出てくるようになります。
では、どうやれば、そうなるのか?
私が導き出した答えはシンプルで、正しい英文を数多く発声すること。
頭で考えるだけでなく、口の神経・筋肉・そして自分の言葉を聞く耳も総動員で体で英語を覚えることでした。
そして、その「正しい英文を数多く発声する」ことができるトレーニングがまさにカランメソッドだったのです。
カランメソッドとは
カランメソッドは英語の本場ロンドンで開発された外国人向けの英会話学習方法で実に50年以上の歴史があります。
その学習サイクルは既に50年の歴史の中で体系化されていて、日本でもさまざまなオンライン英会話スクールでカランメソッドの授業を受けることができますが、どのスクールで授業を受けるにしても同じテキスト・同じ授業の流れで学習することになります。
他の学習方法と比べて四分の一の学習時間でケンブリッジ試験に合格できることが実証されていますが、実際にカランメソッドの授業を受けてみると自分でも学習効率の良さを実感します。
カランメソッドの授業学習の流れ
カランメソッドの英会話は基本的に下記のように進行します。
カランメソッドの流れ
1)英語の先生が質問文を2回読み上げる
人にもよりますが基本的に会話スピードはかなり速いのが特徴です。
2)生徒が質問文に対する回答文を答える
自由由回答もたまにありますが、基本的には予め決まった「正しい英文」で返答します。
3)先生がその場で改善点をフィードバック
単語の間違い、時制などの文法はもちろん、正しい発音も指導してくれます。
カランメソッド最大の利点
正しい英語を徹底的に反復して繰り返し発話するように設計されているので、他の英会話よりも圧倒的に英語を発声する機会が多いです。
公式サイトなどには、普通のレッスンよりも「4倍」多く話しをする機会があると書いてありますが、英会話が苦手な私からするとカランメソッドでは基本的に喋りっぱなしに近い状態なので、4倍どころか10倍位多く喋っている感覚です。
授業中はテキストを基本的には見ることがなく、英語のやり取りだけの高速スピードで上記のレッスンが進みます。
カランメソッドの特徴
カランメソッドにはいくつか特徴がありますが、その中でも私が非常にいいと思うカランメソッドの特徴を紹介します。
フルセンテンスでの回答
カランメソッドの特徴の一つに「フルセンテンスでの回答」があります。
たとえば、
「Is there anybody speaking to you?」
にYESと回答したい場合。
普通の英会話であれば
「Yes」
「Yes, there is.」
も正解です。
でも、カランメソッドはフルセンテンスでの回答なのでどういう風に返答するかというと
「Yes, there’s somebody speaking to me」
と回答することになります。
このように「正しい英文」を数多く話すことにより自然と英語が口に付いてくるようになってきます。
英会話で重要な瞬時に英語で答える能力。
考えるより早く反射的に回答するということが、繰り返し英語を発声することによって徐々に身についてくるのがわかります。
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リスニング力もアップ
自分が発声する量も多いですが、先生の英語を聞く機会も他のレッスンより多いです。
さらにいいのが、速いスピードで2回文章を読み上げてくれるというのもよく出来ています。
1回で聞き取れなくても続けて2回質問されるので聞き取れなかったところを再度聞き取ることができます。
また、カランメソッドには復習もプログラムに入っているので、同じような構造の文章を数多く聞くことになり、初めて聞く英文も徐々に聞き取れるようになっていきます。
英語の発音も矯正してもらえる
とくに日本人の苦手なRやLの違いなど、正しい発音に矯正してもらうことが可能です。
ただ、私の場合はあまり細かい発音などをきっちりやるより、最低限の矯正に留めそれよりもどんどん話せるようになりたいと思っているので、発音矯正の少ない先生をあえて選んでいます。
たくさん先生がいるスクールを選ぶことが重要で、そうすれば、音だけでなく自分と相性のいい先生を気軽に選ぶことができます。
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カランメソッドの効果
私自身カランメソッドのオンライン英会話を習い始めて約半年で100レッスン以上を受けていますが、効果を非常に実感しています。
スムーズに英語が出てくるようになる
英文を発声する回数が圧倒的に多いので、習いはじめの頃より明らかにスムーズに英語が文章レベルで口から出てくるようになってきます。
簡単な短文はもちろん、ある程度の長文でもリズミカルに話すことができるようになってきました。
英語脳になっていく
最初の頃は一つの英文を話すにも、一つ一つ「次はこの単語、その後はこの単語、時制を変えて、文法は・・・」と頭はフル回転。
単語を結びつけながらなんとか文章を完成させるというのに必死でした。
それが、レッスンを続けていると徐々に英語の語順・リズムが体に染み込んできます。
この語順や文法が体に染み込んでくると、リスニングにもいい影響を与えてくれます。
仮に耳で聞き取れなくても、次に何が来るかというのが自然と予測できるようになってくるのです。
この状態になるとリスニング力が格段に上がってくるのを実感できます。
「言いたいことを伝えるために、必死に単語を探し、正しい文法で発声する」という状態から、徐々に「言いたいこと」を考えると、自然と口から単語が正しい文法で出てくるのを実感できます。
カランメソッドのおすすめオンライン英会話スクール
私はいくつかカランメソッドの英会話スクールも試してみましたが、以下の3校が非常におすすめです。
相性のいい先生を選ぶために重要なのは、優秀な先生の数。
ある程度の規模とカランメソッドを学校のウリにしているスクールを選ぶことをおすすめします。
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QQイングリッシュ
QQ Englishオンライン英会話はカランメソッド公式認定校で、私が一番長く通っているスクールです。
カランメソッドが人気なのか私が入会したときよりも値上がりしてしまいましたが、それでも品質は私も自信を持っておすすめできます。
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「カランメソッド」の老舗QQ Englishオンライン英会話
ネイティブキャンプ
こちらもカランメソッドでお馴染みの老舗のネイティブキャンプ
最初こちらでしばらく受講していましたが、当時はQQ Englishオンライン英会話 の方が金額が安かったのでQQにうつってしまいましたが、品質はばっちりでした。
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上記の3校は実際に授業を受けたことがありますが、カランメソッドの認定校だけあり、慣れている先生も多くスムーズな英会話レッスンを受けることができました。
まずは無料体験で3校受けてみることをおすすめします。
カランメソッドおすすめの3校
カランメソッドがどういうものかもわかると思いますし、通信環境やシステムの使いやすさなど比較してみるとよいでしょう。
また、学校選びよりも重要だと私が感じているのは、カランメソッドの授業の受け方です。
こちらの記事に半年かけて色々と試行錯誤しながら発見した学習方法について、詳細をまとめていますので興味があれば是非ごらんください。
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まとめ
ある程度英語はわかるけど全然喋れるようにならない。
特に、英語は読むことができるけど、スムーズに話すことができない、という人はおそらく「英語を発声する」物量が足りていない可能性が高いです。
そんな人に是非オススメの学習法だと思いますので、本気で英語を勉強してみたい人は是非トライしてみてください。
*現在私は半年100レッスン超えで、Stage6を受講中です。
(おわり)