【エクストレイル売却】損しない中古車売却のコツ｜50万円得した査定アップ方法と注意点を紹介

先日、愛車のエクストレイルを売却しました。

近くにいいカーシェアサービスが見つかったことをきっかけに、いろいろと検討を重ねた結果、今回売却を決意しました。

さて、今回のテーマは「中古車売却」です。

車を売るというビッグイベントは、やり方次第で数十万円の得をしたり損をしたりするもので、いろいろなノウハウが散見されていますが、あまり明文化されていないように思います。

こういうノウハウ次第で大きく結果が変わる物事は“ライフハック”ブログを運営する管理人の最も好きな領域です。

私自身は、綿密に準備を進めて、最終的に50万以上の高い査定額を引き出すことに成功しました。

今回は私が調べたこと、実践したことをご紹介します。

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中古車売却にはコツがある

中古車売却は車種によってはかなり大きな取引になります。

私も人生の中でも、売却という観点では、人生史上で最も大きな取引となりました。

金額が大きいときほど、工夫したときのリターンも当然大きくなりますので、是非コツを押さえてから売却に臨みましょう。

大きく分けて2つのフェーズにわかれますのでそれぞれのフェーズごとに注意点をお伝えしていきます。

 

 

本当は一つの記事にまとめようと思ったのですが、長くなってしまったので2回にわけました。

「査定当日の交渉ポイント」はこちらをご覧ください。

 

事前準備のコツをまとめてみました

中古車売却はいわば営業マンとの智略戦ですので、“絶対的な正解”はないものです。

それでも、事前にある程度知識をもっておくことは、できるだけ高い金額で車を売るために非常に有効です。

今後、車を売る予定がある方は、一つの事例として参考にして頂ければと思います。

それでは、今回の記事のテーマである、中古車売却における事前準備のコツを紹介していきます。

 

【1】複数社に査定を依頼する

これは最も重要なことです。

私は買い替えではなかったのでそもそも下取りの選択肢はありませんでしたが、安易に下取りに出さず、必ず複数社から見積もりを取ることを強く推奨します。

私は、いわゆる【一括査定.com】 という複数社に見積もりを依頼するサービスを活用しました。

なぜ、複数社から見積もりを取る必要があるのかを説明していきます。

 

営業マン次第で値段が異なる

まず中古車は定価というものが存在しませんので、査定をする人間次第で金額が変わります。

これは同じ会社の人間でも、車を査定する人間が変われば、買取価格が変動することを意味します。

基本的に、営業マンは消費者側が選ぶことができません。

こればかりは運です。

そのため、最初に当たる人が良い査定額を出す人かどうかは全くわかりません。

そのためリスクヘッジのために、複数社、正確には複数人から見積もりを取ることが必須になります。

論より、証拠です。

いかに各社の見積もりがバラバラであるかは、こちらの記事で紹介しています。

 

競争原理で値段がアップ

当然ですが、競争相手がいることで値段が上がっていきます。

仮に競争相手がいない場合、買い取る側も当然できるだけ安く買い取りたいので低めの値段を提示されがちです。

しかも、競争相手がいないとわかっている場合、断られるリスクが少ないので、最初の提示金額は様子見のかなり低い金額になることも。

一方で、競争原理が働いていたら、低すぎる金額を提示した時点で、売却の選択肢から除外されてしまうことを考えると買い取り側も極端に低い金額を提示できません。

 

会社によって“買いたい”タイミングがある

中古車買取業者は、車を購入したあと当然車を転売する必要があり、中古車販売業も並行しているところがほとんどです。

そのため、ちょうどよく仕入れを強化したい時期・車種がある可能性もあります。

その場合は中古車業者としても、在庫リスクを避けることができるのでその分高く買い取ってくれる可能性が出てきます。

特に、特定車種に強い企業にはこの傾向があるので、業者選定の参考にすると良いと思います。

 

買い取り業者をバランスよく配分する

複数の会社に見積・査定を依頼するとして、どこの会社に買い取りを依頼すればよいのでしょうか？

私は最終的に、合計５社から見積もりを受けましたが、複数社の中に下記の買い取り業者を配分していました。

実際の買取結果はこちら公開しています。

 

一括査定 + 自分でピックアップがおすすめ

【一括査定.com】 の一番の特長は、簡単に多くの企業から問い合わせをもらうことができること。

この手のサービスのメリットは、手間が省けるのはもちろんですが、自分が頭に浮かんでいなかった企業からオファーがもらえることです。

先程も書いたように、営業マンや企業ごとのタイミングによってオファーの金額は大きく変わってきます。

自分が登録した車種の買い取りに自信のある企業からのオファーも期待できるので、とりあえず【一括査定.com】 はおさえておくといいでしょう。

 

自分でピックアップする理由は？

買取業者をバランスよく配置することは重要だからです。

私は元々ガリバーのことをよく知っていたので、ガリバーは別に声を掛けました。

一括査定では企業によっては必ずしも全社が入っているわけではないので、自分で気になる企業は別途声をかけるとよいでしょう。

また、私が個人的にアプローチしてみたのが、新興勢力のオークション系の買い取り業者です。

友人からの口コミで知ったのですが、なかなかユニークなシステムで非常に面白かったですし、買取価格もなかなかよい金額でした。

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【2】全ての買取業者の査定を同日に行う

次に、同じ日にすべての企業の査定を設定するは非常に重要です。

なぜ、同じ日に査定日を設定する必要があるのかを説明していきます。

 

車のコンディションがいい内に早期決着した方がいい

自動車は、事故・傷がつく可能性がいつでもある、いわば“生もの”です。

今日とった見積もりは1ヶ月後も有効とはなりません。

事故はともかくとして小さな傷がつく可能性はそんなに珍しいことではないと思います。

当然ですが、一度査定が終わったとで、小さな傷でもつけば査定額は変わってきます。

高く売るためにも、効率的に売却するためにも短期決戦がおすすめです。

 

競争原理の効果を最大化する

短期決戦で複数社に競争してもらうことが重要です。

1～2日程度で決めることができれば、各社1度の査定で、それぞれと複数回の交渉が可能ですので効率的に最高値を引き出すことができます。

また、同日中に競合他社も見積もりを出してくることがわかれば、なんとなくの価格を出しづらくなりますので、高い金額を引き出しやすいです。

 

本気度を示しやすい

営業マンの立場に立って考えてみても、時間は有限ですので「決めてくれる」お客さんに注力するものです。

「できるだけ早く決めるつもりですが、まだ他社と約束はとっていません」という状態と、

「できるだけ早く決めるつもりなので、今日候補の会社すべてと査定の予約をとっています」という状態、どちらが本気度が高そうかは一目瞭然だと思います。

 

同日の同じ時間帯に呼ぶのはありか？

「同日の同じ時間帯に買取業者まとめて呼ぶべし」というようなことを聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、私は同じ時間帯に呼ばずに、1時間ずらして各社呼んでいました。

 

談合防止・情報漏えいの阻止

私は東京近郊在住でおそらく買取業者も営業マンも豊富にいる環境なので、営業マンの皆さんの様子を見る限り可能性は少なそうでしたが、談合の可能性を危惧しました。

また、仮にA社の金額を他に漏れた場合にそれが一つの参考点になってしまう可能性があると考えたのも理由の一つです。

仮に営業マン同士たちが顔見知り同士だった場合、マイナスに働く可能性もありえると思って、同時に呼ぶのは避けました。

 

自分が営業マンなら嫌なことはしない

また、確かに効率的かもしれませんが、自分が営業マンだったら「嫌だろうな」と思ったのが、一番大きな理由です。

営業マンも人間なので、別にこんな人には売らなくてもいいや、と思われることは損になります。

この人なら売りたいという状態が理想ですが、最低でもこの人なら売ってもいい、という心理状態にするのは、最高値を引き出す上で重要なことだと思います。

 

【3】価格相場をなんとなく押さえておく

事前にある程度相場を抑えておくと、仮に呼んだ会社すべてが非常に悪いレートを出してきた時に断ることもできるのでよいでしょう。

複数社に見積もりを出せばおそらくこの可能性は低いと思いますが、念のためにある程度の相場観は抑えておくことを推奨します。

ただ、一つ肝に命じておいた方がいいのは“相場”を抑えるのは非常に難しいということ。

買取業者の買取価格がバラバラな時点で、相場がいかにあやふやなものかわかります。

事前に“相場”を低く見積もり、それが買取業者に伝わってしまった場合、買い取り価格が下がってしまうリスクがあることも念頭に、あくまで参考程度にしておくことをおすすめします。

ちなみに、相場を知る方法は下記2つがありますが、後者が圧倒的におすすめです。

 

各社のオンラインシミュレータを使用する

各社のサイトでオンラインシミュレータが提供されています。

これは車のスペックを入力することにより、相場を提示してくれるというものですが、かなり価格にブレが出るのでそもそも利用する価値がかなり低いです。

 

似たようなスペックの車の販売情報から計算する

まだこちらの方がおすすめです。

グーネットやカーセンサーなどの中古車販売ポータルサイトで自分の売りたい車のスペックに近い車種の「本体価格」を参考にします。

だいたい中古車買取業者がマージンなどを考慮し、15～25％くらいを差し引いた金額がおおよその買い取り目安になります。

 

【4】車の清掃・洗車を行う

これはマストでやっておくべきしょう。

単純に見栄えがよくなるということもありますが、一番重要なことは「人間性」を示すことだと思います。

「丁寧に車を扱っていそう」「この人は信用できそうだ」という印象を買取業者にもってもらうことは重要です。

こちらが相手企業のことを信用できるか？を見ている以上に、買取業者も売却しようとしている利用者のことをよく見ています。

中古車は事故履歴など見た目ではわかりにくいリスクを抱えている高額商品なので、当然買取業者側も慎重になります。

信用できそうか、トラブルは起こさなそうか、を審査されていると思った方がいいでしょう。

銀行でお金を借りるときに「信用力」が高いほど、いいレートで借りることができるのと原理は同じです。

 

売る時期・いいタイミングはあるのか？

決算期の3月、9月に在庫を多く抱えておきたいので、買取価格が高くなる傾向にあるとのこと。

一方で、中古車の場合は、走行距離は増えますし、事故・傷がつくリスクはつきまといます。

たまたまタイミングがあえば3月、9月を狙ってもよいと思いますが、そうでないのであれば自分の生活リズムの中で売りたい時に売るのがベストだと思います。

 

まずは複数社への見積もり・査定依頼からスタート

準備ができたら、早速、複数社への見積もり・査定を行いましょう。

複数の会社が競うから高額査定！一括査定.com

 

【後編】へ続く

さて、今回はいわば中古車売却の【前編】である事前準備のコツを整理しました。

次の記事では【後編】として、査定当日・契約締結までのコツをまとめてます。

▼【後編】はこちら

 

まとめ

ぜひ、合わせてご覧いただき、納得のいく愛車の売却を実現いただければと思います。

（おわり）