先日、インドのデリーに出張する機会がありました。
帰国便が大幅に遅延した影響もあり主要ラウンジを制覇してきたので、今回はインドのデリー国際線の空港ラウンジについてレポートします。
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目次
インディラ・ガンディー国際空港とは?
インドの首都デリーにある空港は、インディラ・ガンディー国際空港(Indira Gandhi Internatinal Airport)ただ一つです。
ターミナルは3つありターミナル1&2はインド国内線で、国際線はターミナル3になりますので帰国便の空港送迎サービスを利用する場合は注意しましょう。
ちなみに、帰りは会社のあるデリーの隣のグルガオンというエリアから空港までの移動は今回はUberを使いました。
その他にインドではOLAというUberと同様の配車サービスが存在していますが、Uberがあれば十分です。
デリーと日本の直行便は?
日本とデリーを結ぶ直行便フライトはANA、JAL、エアインディアの3つです。
ちなみにエア・インディアは格安航空会社(LCC)ではないですが、ANAとJALに比べて金額はかなり安くはっきり言えばクオリティは相当低いです。
今回は会社の経費での出張フライトですので、迷わず日系の航空会社を選択です。(会社がアレンジしましたが、JALとANAの2択でした)
ちなみに、ANAとJALの日本とデリーの直行便は、それぞれ1日1便だけです。
デリー出張ならANAとJALはどちらがおすすめ?
デリー往復のANAとJALは、フライトの時間帯が全く異なります。
成田(日本)⇒デリー(インド)行き
JAL: 11:20発 ⇒ 17:55着
ANA:17:15発 ⇒ 0:05着
⇒フライト時間:約10時間
デリー(インド)⇒ 成田(日本)行き
JAL:20:20発 ⇒ 7:10着
ANA:1:25発 ⇒ 12:45着
⇒フライト時間:約8時間
主に懸念するのは、デリーでの発着の時間帯です。
JALは日中ですが、ANAは深夜の発着になるので、初めてデリーに行く場合には注意が必要です。
ただし、これから説明しますが、スターアライアンスのラウンジの方が圧倒的に充実しているのでANAの方が個人的にはおすすめです。
今回私は現地拠点が会社契約のドライバーを派遣してくれたので、ANAを利用しました。
季節によってフライトの発着時間が1時間前後変わることもあるようなので、必ず事前に確認するようにしてください。
2020年3月よりデリー羽田便が出航決定
ちなみに、2020年3月からは成田発着から、羽田発着のフライトになるとのことで、現地駐在員の同僚はとても喜んでいました。
私は次回の出張は未定ですが、今度行くことがあるとすれば羽田空港からのフライトになりそうです。
日本人の多くの皆さんにとっては使いやすくなりますね。
デリー空港のラウンジは全部で8つ
さて、本題のラウンジですが、インディラ・ガンディー国際空港の国際線ターミナル出発ターミナルにあるラウンジは合計8つです。
ラウンジエリアはAとBがそれぞれ別の場所にあるので(歩いて5分~10分くらいの距離)注意しましょう。
・ITCラウンジ
・プラザプレミアムラウンジ(A)
・エア・インディア
・プラザプレミアムラウンジ(B)
・シンガポール航空ラウンジ
・ルフトハンザドイツ航空ラウンジ
・エミレーツ航空ラウンジ
・Alwaysラウンジ
英語表記を入れるとごちゃごちゃするため、一旦日本語のみの表記にしています。
後述する詳細箇所では英語表記も入れています。
ここで一旦覚えておいた方がいいことは、多くの人が利用するであろうプラザプレミアムラウンジ(Plaza Premium Lounge)が2つあり、クオリティがかなり異なることです。
スターアライアンス系のラウンジ
私は仕事柄出張が多いのでスターアライアンスゴールドのステータスを持っているため、スターアライアンス系列の航空会社のラウンジを使用することができます。
デリーの空港の国際線ターミナル出国エリアで使用できるラウンジは以下の5つです。
ルフトハンザドイツ航空
(Lufthansa Business/Senator Lounge)
シンガポール航空ラウンジ
(Singapore Airlines SilverKris Lounge)
エア・インディア
(Air India Maharajah Lounge)
プラザプレミアムラウンジA
(Plaza Premium Lounge _Lounge A)
プラザプレミアムラウンジB
(Plaza Premium Lounge _Lounge B)
プラザプレミアムランジはスターアライアンス系のラウンジではなく、有料のチケット制のラウンジです。
ただし、スターアライアンスのゴールドメンバーであれば、チェックイン時にラウンジのチケットをもらうことができます。
また、インドのスタッフのサービスクオリティは残念なことが多く、普通に受け取る資格があるのに「渡し忘れる」ということがあるので、ラウンジチケットを貰い忘れないように注意しましょう。
AとBのどちらかしか利用できませんが、設備や料理が充実しているBが圧倒的におすすめです。
私のおすすめはご飯が美味しいルフトハンザドイツ航空のラウンジです。
シャワーを浴びたい方は、プラザプレミアムラウンジBがおすすめします。
プライオイリティパスのラウンジ
プライオリティパスを持っている方が利用できるラウンジはこちらです。
プラザプレミアムラウンジA
(Plaza Premium Lounge _Lounge A)
プラザプレミアムラウンジB
(Plaza Premium Lounge _Lounge B)
ITCラウンジ
(ITC Hotels Green Lounge)
この3つであれば、プラザプレミアムラウンジB(Plaza Premium Lounge _Lounge B)が最もおすすめです。
デリー空港のラウンジの行き方
ターミナル3の出国エリアは、チェックイン・出国審査・手荷物検査を終えると、ショップ・レストランエリア、そして搭乗ゲートへと向かう構造になっています。
ラウンジエリアは他の空港と同じく、手荷物検査終了後のショップ・レストランエリアにありますが、ここでは2つのラウンジエリアがあることをまずは押さえておきましょう。
ラウンジA(Lounges A)とラウンジB(Lounges B)です。
ラウンジエリアA
ラウンジエリアAはメインのショップ・レストランエリアの一つ上の階になります。
フードコートがあるエリア、子供向けのちょっとした遊具がおいてあるエリアと隣接しています。
搭乗ゲートの方へむかって歩いていくとき、左手にエスカレーターとエレベーターがありますのでそれらを利用して一つ上の階にあがります。
ここには、下記の3つのラウンジがあります。
ITCラウンジ(ITC Hotels Green Lounge)
プレミアムエコノミー以上のクラスの航空券か、プライオリティパスがあると利用できるラウンジです。
また、スターアライアンスのゴールドメンバーであれば、チェックイン時にラウンジのチケットをもらうことができます。
プラザプレミアムラウンジ(Plaza Premium Lounge _Lounge A)
ご覧いただいてわかるようにITCラウンジと併設されています。
プレミアムエコノミー以上のクラスの航空券か、プライオリティパスがあると利用できます。
また、スターアライアンスのゴールドメンバーであれば、チェックイン時にラウンジのチケットをもらうことができます。
こちらのプラザプレミアムラウンジは、グレードが低いほうなので注意しましょう。
エア・インディア(Air India Maharajah Lounge)
エア・インディアのラウンジです。
ラウンジエリアAにある唯一の航空会社系のラウンジです。
エアインディアはスターアライアンスなので、スターアライアンスのゴールドメンバー以上のステータスで利用することが可能です。
ここは料理がインドテイスト全開なのと、サービスクオリティも高くないので、個人的には興味本位で覗いてみるというのがおすすめです。
利用しているのもほとんどがインド人です。
料理やドリンクの種類も少ないです。ペプシやコーヒーは一応飲めます。
インド料理のカレーです。緑の丸印はベジタリアン用という意味らしいです。
インドのスイーツはとにかく甘いです。
全体的にインドっぽい雰囲気です。
ここで長居するのは正直おすすめしません。
基本的にラウンジエリアAよりラウンジエリアBがおすすめです。
ラウンジエリアB
ラウンジエリアBは、メインのショップ・レストランエリアの右手にある通路を通った先にあるラウンジが入っている別の建物に位置しています。
ラウンジAエリアが搭乗ゲートの方向に向かって左手から上階に上がったのに対し、ラウンジBのエリアは向かって右側に通路とエレベーターがあります。
搭乗ゲートエリアの手前のショップ・レストランエリアの本屋(WHSmith)を目印にするとよいでしょう。
この本屋の右側にエレベーターに続く通路があります。
廊下を挟んで別の建物(棟)がラウンジBのエリアになります。
動線が悪すぎるのか、ほとんど人が歩いていません。
このラウンジBは、ラウンジエリアAよりも断然おすすめです。
同じ名称のプラザプレミアムラウンジ(Plaza Premium Lounge)もエリアAよりエリアBの方が設備・料理共に充実しています。
私が実際にいったラウンジを紹介していきます。
おすすめラウンジトップ3
私がおすすめラウンジのトップ3はすべてラウンジBエリアにあります。
一つずつ写真付きで紹介していきます。
ルフトハンザドイツ航空(Lufthansa Business/Senator Lounge)
私が最もおすすめするのは、ルフトハンザドイツ航空のラウンジ(Lufthansa Business/Senator Lounge)です。
ここはラウンジエリアBの3階にあります。
ヨーロッパ系の航空会社なので、客層も欧米系の方が圧倒的に多いです。
このラウンジは夜しか空いていないのですが、ANAのフライト時間であれば問題なく使用することができます。
おすすめする理由は、食事・ドリンクが充実していることです。
他のラウンジはどこもかしくもインドテイストが多いのですが、ここの料理は特有のクセが少なく日本人の味覚にもフィットしていると思います。
肉料理の味も日本人好みだと思います。
機内食よりも断然美味しいので、次回出張があればここで満腹にしてから搭乗しようと思います。
サラダ・フルーツ・ヨーグルトも充実しています。
他のラウンジに比べてドリンクの種類も充実しています。
シャンパンが飲めるのも嬉しいですね。
しかもバーカウンターではなくセルフなので、気兼ねなく自分のペースで飲めます。
パンも結構種類があります。
デザートの味も甘すぎることもなく美味しかったです。
個包装のチョコレートとタブレット菓子がおいてあるのも、何気に嬉しいポイントです。
また、スターアライアンスのゴールドメンバーステータス以上の人しか基本的にいないので、比較的空いているも過ごしやすいです。
プラザプレミアムラウンジB(Plaza Premium Lounge _Lounge B)
次におすすめするのは、プラザプレミアムラウンジB(Plaza Premium Lounge _Lounge B)です。
ここはラウンジエリアBの4階にあります。
エントランスが広々として高級感が出ています。
このエントランスからして、ラウンジエリアAとは雰囲気が違います。
ここは航空会社の上級会員でも、プライオリティパスでも入れるため比較的混雑しています。
ミニライブキッチンで卵料理が振る舞われたり、バーテンがいるのでちょっとした飲み物をアレンジして作ってもらえます。
また出張者などにとって嬉しいのは、シャワーが使えることでしょう。
ちなみにシャワー利用は空いていないと待つことになるので、使いたい場合はラウンジに入ったらまずはシャワーを利用することをオススメします。
シンガポール航空ラウンジ(Singapore Airlines SilverKris Lounge)
ラウンジBエリアの3階にあります。
ルフトハンザ航空の奥側に位置しています。
ここのラウンジも夜しか空いていませんが、ANAの時間帯であれば問題なく使用できます。
座席の雰囲気はこんな感じであまり高級感はないです。
またスターアライアンス系の人しかおらず比較的空いていますので、人に会いたくない人はここに篭もるのもいいかもしれません。
前菜、サラダ、フルーツ、ヨーグルト。
このラウンジは、アジアンテイストの料理が多かったです。
日本で食べるアジアンフードは好きな私ですが、ここの味はあまり好みではありませんでした。
デリー出張にラウンジは超大切!
デリーの空港を利用するにあたり、ラウンジの利用有無は非常に重要です。
私自身も経験しましたし、同僚からも多く聞くのですが、とにかく遅延することが多いです。
先日も大気汚染の影響で、何便か欠航になったというニュースを見ましたが、特に深夜便で飛行機が遅延すると精神的なダメージが非常に大きいです。
そんなときにラウンジを利用できると非常に助かります。
私の場合は、遅延したおかげで上記のラウンジを一通り見ることができたのでちょうどいい暇つぶしになりました。
最安値でお得に旅行するために
私は海外に行くのに必ず複数のサイトをチェックするようにしています。
海外旅行に強い以下の3つのサイト+ホテルのHPのをチェックし、一番オトクなところで予約しています。
タイミングによって最安値のサイトは変わるので必ず毎回チェックしています。
アゴダ(agoda)
航空券も取り扱っていますが、特にホテルの予約に強い印象があります。
利用していると、たまにいいオファーを受け取ることもあります。
エクスペディア(Expedia)
こちらは逆に航空券に強い印象があります。
実際に、Expedia経由で海外航空券を何度か取得したことがあります。
海外の航空会社も日本語で予約できるので安心です。
ブッキングドットコム(Booking.com)
こちらもホテルの宿泊に強く、今まで一番利用しています。